15回 北海道支部清掃登山 「駒ヶ岳1131m報告

 道南の秀峰「駒ケ岳」は、1996年に小噴火し、地元の森・鹿部・七飯3町が登山を全面禁止にした。1997年と1998年にはいったん馬の背まで規制を解除したものの、1998年の小噴火で山頂から4キロ以内が再び立ち入り禁止となった。200912月、大沼観光協会などが各町や道庁に規制解除の要望書を提出した。3町や警察・消防などで構成する駒ケ岳火山防災会議協議会で議論し、20103月末に規制緩和が決まった。(20104月 朝日新聞北海道版より)駒ケ岳」清掃登山は以前に計画したが、立ち入り禁止のため実施する事ができなかった。2010年に規制緩和が決まったので、清掃登山を実施する事となった。1010日(日)の朝9時に札幌駅に集合し、貸切バスにて小雨の中を出発する。洞爺湖近くの豊浦町道の駅にて、会員の和田さんと待ち合わせ昼頃大沼公園に向けて出発する。途中森町にて買い物するが、見えるはずの駒ケ岳は残念ながら雲の中だった。大沼公園を過ぎ、今日の宿「ニヤマ高原ホテル」に着く。ホテルで、本州から来た仲間3名と合流する。夕食時に懇親会をし、交流を深めた。1011日(月)朝8時にホテルを出発したが、赤井川登山口のゲートは閉まっており係員が来るのを待つ。9時にゲートが開き、係員がバスのナンバー・人数・名前を名簿と照らし合わせてから許可が下り6合目駐車場へと向かう。登山できるのは、10月末までの土・日・祝日のみ。6合目駐車場でも係員がいて、入山チェックをしていた。トイレをすまし、全員で記念写真を撮ってから馬の背までの登山を開始する。真っ直ぐ続くカラマツ林の登山道を進む。噴火で吹き飛ばされた鋭い山肌の山頂、眼下に大沼・小沼の絶景が見える。沼の向こう側には、以前北海道支部で登った函館の横津岳・袴腰岳、そして大沼公園の日暮山が見えた。馬の背までの1時間半の山歩きは、天気に恵まれあきる事無く楽しく登る事ができた。馬の背にて、記念写真を撮り無事下山する。ゴミは6合目駐車場登山口に少々あっただけで、他はほとんどなかった。 駒ケ岳山麓の「ちゃぷ林館」で入浴を済ませ、解散となる。「ちゃぷ林館」の職員が本州会員を駅まで送ってくれ、暖かい人情に触れる事ができた。他のメンバーは、貸切バスにて帰路に向かった。 参加者 会員14名 ゲスト5名 計19 (杉林記)

15回 清掃登山を「駒ヶ岳 1131m」で行いました。
平成8年から平成12年まで続いた8回の小噴火や火山活動の活発化により、「山頂から半径4キロメートル以内の入山(登山)規制」が続いている駒ケ岳が、今年から条件付きにて入山規制が緩和されました。赤井川登山道の6合目(駐車場)から馬の背までが入山可能で、登り約1時間。眼下には紅葉最盛期の大沼公園が見渡せ、眺めの良いコースでした。
詳細な報告はまたします。

日 時  : 平成221010日(日)〜11日(月)

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