嵩山 少林寺

  
1983年11月30日。当時は、『少林寺』を訪れるには許可証が必要でした。それだけに静か
でほとんど観光客はいませんでした。洛陽から80Km。バスで2時間弱。

『少林寺・山門のすぐ前に、緑の屏風をめぐらしたような少室の山並みが望まれるので、室山に向かいあう、樹生い茂るということから、その名を得たと伝えられる』(少林寺拳法・講談社刊より) 山門の題字
少林寺は何度も戦火に遭っている。当時の焼け落ちた釣鐘が痛々しい。 『少林寺』の伽藍図。
嵩山(すうざん)。河南省登封県北部。五岳の中の中岳。東の太室山系と西の少室山系(この写真)からなる。バスを降りてこの緩やかな坂を登りつめたところに少林寺がある。 五乳峰の麓に『少林寺』はある。この中腹に達磨大師が壁に向かって座禅したという『達磨洞』がある。
達磨大師像。
偶然、カンフー映画の撮影現場に出くわす。後方で大きなマットで風をおこしている。 この頃の中国人の服装は圧倒的に人民服
落葉の具合が良くなく、何度か撮り直していた。 『少林寺』は山の中にあっても、立派な伽藍は中国でも指折りである。
千佛殿のレンガの床に四列四十八個の20cmに及ぶ深さの窪みがある。少林拳の練習で出来たもの。 左記と同じですが、凹が分るでしょうか。
『塔林』---唐代以来、少林寺和尚の墓。約220有り、大小、形状とも異なり、四角のものから、六角形、円形のものもある。塔には精密な彫刻がほどこされいる。唐塔二座、宋塔三座、金塔六座、元塔四十座、その他明、清。中国でも最大の塔林。
宗道臣師の碑。 1980年4月。日本少林寺拳法聯盟と刻まれている。