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2.会員数の推移

 2.会員数の推移

小野体制が確立してから本会の運営が安定し,外部にも徐々に知られるようになって行った。そのことを反映して会員数も漸増傾向を辿り,200名前後で推移している。しかし最近は登山活動の停滞,会員の高齢化,死去などに伴い会員数は急激に減少している。現在,代表幹事の意向もあり,積極的な会員募集は行っていないのでこれからも減少傾向は続くであろうが,それも横ばい状態になりつつあるので,会の運営そのものは特に変わることはない。
最初の規約には会員の種別は記されてないが,小野時代に「名誉会員」制度が設けられた。「会員名簿」を見てみると、1970年発行の「会員名簿」に初めて「特別会員」が記載されている。跡部昌三,深田久弥,小林義正,羽賀正太郎,廣瀬潔,松方三郎,百瀬舜太郎,中島正文,坂戸勝巳,佐々木英之助,諏訪多栄蔵,吉田武三の12名で,何れも重鎮,著名人といった錚々たる顔触れである。これはもちろん,本会にとって顧問的な存在であって,適宜,適切なアドヴァイスを頂戴するためだった。「特別会員」制度は水野体制になってからは新規に就任して貰うことがなくなったため,歳月を経るにしたがい人員を減らしていき,最後の一人, 一原有徳が2010年10月に逝去するとともに自然消滅ということになった。
会員の消長を「会員名簿」から抽出したのが次の表である。
会員数
年 度 1962 1964 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973
会員数 66 56 95 105 126 138 156 190 196 202

年 度 1975 1976 1977 1981 1984 1986 1991 2002 2009 2015
会員数 209 202 211 203 195 212 173 224 167 118