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3.『山書月報』と『山書研究』

3.『山書月報』と『山書研究』

3回の創立準備会を経て,1962年6月12日に東京都内で設立総会を開き,日本山書の会が設立されたことは前記したが,創立時の会員は,川崎隆章,斉藤一男,小野敏之,小沢観一,長谷川勇,三谷良一,能勢信一,野口冬人,水野勉,千田岩男,沢村幸蔵らで,会務幹事は小野敏之,編集幹事は水野勉であった。事務所は斉藤一男(東京都)の自宅であった。ほぼ1年後の1963年3月5日には『山書研究』創刊号が発行された。毎月の会員相互の連絡や山書に関する情報などのため『山書月報』が発行され,初代の編集者は小沢観一であった。1962年8月に第1号が発行された。第3号からは小野敏之が編集責任者となり,他に水野ら3名が加わった。1964年4月発行の第17号からは小野・水野・平田正昭の3人となり,この編集者はかなり長い間続いた。編集者は水野・上田茂春・黒岩健になったりしたが,120号から上田・水野に和久井正明が手伝って編集し,現在は上田による格調高く,しかも親しみのある編集が続き,集会等に出席できない地方在住会員の大きい楽しみとなっている。