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5.水野・上田体制

5.水野・上田体制

1977年1月から小野が会の代表幹事をやめることとなり,代表幹事は水野に代わって現在も続いている。小野は勤務先を定年退職後,山岳書を主力とした古書店を自宅に開いた。小野は自家目録など古書販売にも力をそそいだが,在職中は収集した文献を利用して山に関する研究論文ともいうべき著作を発表した研究者でもあった。小野宅で「三木会」が開催されなくなり,「三木会」の場所は都内を転々とした。不便ではあったが,それなりに付近を散策した後に出席するという楽しみもあった。『山書研究』の企画は水野により,『山書月報』の発行は上田が担当し,和久井が庶務的な事務を引き受け,会は順調に続いている。